cubtripper達の長年の夢、ついに北海道ツーリングが実現。


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■ 苫小牧の夜

奥・タキ氏を見送り、3人の北海道の旅もついに終わりとなる。大洗行きのフェリー「さんふらわあ」は、とてつもなく巨大なため、遠くからでも姿が見えた。しばらく奥・タキ氏が乗っているであろうフェリーを眺め、今回の旅を振り返る。20分くらい眺めていたが、日が傾くにつれフェリーの姿も見えなくなる。完全にお別れである。一人でプラっとしてればいいや・・・なんて簡単に考えていたが、ものすごく寂しさを感じてしまう。いっその事、登別に風呂入り行こうかな?ってフト思ったが、やっぱり一人だとテンションが上がらない。それにどこか行ったにしろ、今夜の宿も探さなきゃならないし、どーも億劫になってしまった。次の日の昼のフェリーまでに乗れれば良かったのだが、なんとなく旅が終わった気分になってしまい、この後すぐの22時のフェリーを予約してしまった。 残り5時間あまり、一人で苫小牧の街をフラっとする。




苫小牧の街


苫小牧港の夜景

フェリーまでの5時間、とりあえず苫小牧の探索をすることにした。まぁ、駅を中心に東西南北まったく感じが違う街だな・・・という印象を受けた。特に駅の西側は寂れたアーケードがあり、工業都市らしく飲み屋街が沢山ある。その反面、北側は意外と賑やかな感じの町並みが広がるが、なんとなく落ち着く場所が無い。1番のメインストリートは駅南口から国道36号までのエリアであろう。道路は広く、市役所などがある。一通り探索した後、駅ビルで軽く飯を食いボケっとした後、なんとなく海が見たくなり、カブを走らせる。フェリーターミナル近くにある臨海公園があり、そこで海を眺めながら時間を過ごす事にした。曇っていたので星は見えなかったが、水面に写る港の光がなんともキレイであった。まぁ、人がいる所も賑やかでイイんだけど、だれも居ない所も落ち着つく事ができ、結構好きである。

さて、八戸行きのフェリーも例の如く早く集合して下さいとのこと。2輪はどうしても先に船に積みたいらしい・・・後でも先でもいいんじゃないか?って思ってしまう。手続きの時に「満席」との通告があった為、少しでもいい場所を
確保するために早めにターミナルに向かった。実は数時間前、奥氏からフェリーの状況報告があり、とてつもなく最悪な状況との報告を受けた。大洗行きのフェリーは、とにかくスシヅメ状態らしく足の踏み場も無い状況らしい・・・実は八戸行きも全く同じ状況であった・・・嫌な予感が的中してしまう。

通常の乗船時間より1時間も早く放送があり、2輪は乗船して下さいとのこと。客室に入ったら入ったで、「早めに風呂を済ませたほうが良いですよ」との指示を受ける。その意味が解らなかったが、風呂を済ませ客室に戻った瞬間、その意味が解った。足の踏み場も無いのである・・・自分がキープしていた場所も、明らかに狭くなっていたのである。風呂といっても10人も入れば満杯になるくらい狭い。順番で入ったとしても、全員が入り終わるのか??八戸に到着してしまうんじゃないのか?と心配になる。ほんと、先に入っておいて良かったと胸をなでおろす。とにかく足も伸ばせない状態が数時間も続いたが、ついに客からクレームがあったらしく、部屋の移動が始まった。実は、この混雑には事情があったのである。車両の数を考慮しても、明らかに多い乗客数・・・なぜかというと、車両を持たない一般の乗客を、フェリー会社はオーバーブッキングを知ってて乗せているのである。しかも、この日はいくつかの団体客が数部屋を借り切っており、そんな事情が重なり、大混雑しているのである。しかし、ついに団体部屋に空スペースがある事実がバレたのである・・・やはり悪い事は必ずバレるんです。ほんと・・・ぜったいスッパ抜くヤツっているんだなと、感心してしまった。移動可能との放送が入った途端、ドドドっと大移動が始まった。今の場所を捨てて可能性に賭ける・・・ある意味ギャンブルですわ。こういう状況下では、完全に人間性が別れる。行ってしまう人・残る人と。それから多少は密度は低くなったものの、完全には足を伸ばせる状態ではなく、体が痛くなってしまう。消灯後は消灯後で、イビキに悩まされつつ、なんとか眠りについた。





八戸行シルバーフェリー



これからフェリーに乗り込む



フェリー内部


2等客室は大混雑



■ 八戸港着

熟睡できないまま朝を迎える。はっきり言って、モエレよりヒドい状況であった。すでに午前7時前から客室はザワザワし始め、朝のテレビ小説を見たいだの、ニュースが見たいだの始まる。もっとゆっくり寝ていたかったのだが、こんな状況で寝ている方が無理である・・・なんとかならんもんか?窓の外を見るとどんよりとした曇り空・・・窓には水滴がついていた。雨なのか波のしぶきなのか解らない。新鮮な空気が吸いたく、デッキへとでるが、大粒の雨が降っていた。やっぱり雨である。9時過ぎには八戸港へと到着。足の踏み場もないほどの客室は、ほんと5分ほどで空っぽになってしまった。今度は2輪が最期に出るらしい。しばらく広い客室でボケっとし、久々に感じる静寂を楽しむ。

2輪の準備が出来たとの放送が入り、やっとのことでフェリーがら出る許可がでた。なんともテンションが上がらない・・・ここから家路までは賞味1時間弱。もう旅としてカブに乗る感じじゃない。しかも、この冷たい雨である・・・予想はしていたが、最期の最期でヤラれてしまった。「仙台行きにすればよかった・・・」などとボヤいているハーレー乗りのオヤジを横目に、ササっとカブを走らせた。




どんよりとした太平洋



窓の外は雨模様



順番で船から降りる


八戸へ上陸


■ 帰宅 旅の終わり

八戸港からは予想以上に早く帰宅できた。40分切ったんじゃないかな?とにかく大粒の雨で最悪な状況であったが、北海道での移動距離からすれば、コンビニに行く程度に感じた。今回のツーリングでは、1回走れば2時間は走りっぱなしだったワケで、北海道はデカかったと改めて感じた。午前中に家に着いてしまうと、なんとなくもったいない気分になってしまう・・・やっぱり一人でもイイから千歳とか登別方面にでも行けばよかったかなぁ・・・なんてフト思ったりした。

奥・タキ氏との久々のカブツーリング、目標の一つだった北海道も達成できたし、大成功だったんじゃないかな。次回はもっと時間を作って道東に行きたいな・・・多分、カブなら行けるね。北海道ツーリング、無事終了。



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